洗濯は毎日のこと。
だからこそ、道具にはこだわりたい
洗濯に欠かすことのできないピンチハンガー。ほぼ毎日使うものだからこそ、「ながく使えること」「扱いやすいこと」「見た目の美しさ」まで、ちょっとしたこだわりを持ちたくなるものです。
壊れにくくて長持ちするという安心感から、ステンレス製のピンチハンガーを選ぶ方も多いのではないでしょうか。
FREDDY LECKは、“丈夫でながく使える”ことはもちろん、「軽やかにしなやかに暮らす」これからのライフスタイルにフィットするピンチハンガーを目指しました。
そして、衣類にやさしく、使う人にやさしく、空間にもしっくりなじむことも大切に。
ここでは、「スプリングピンチハンガー 24P」ができるまでの開発背景を振り返っていきます。
ステンレスのピンチハンガーは
丈夫だけど重い&扱いにくい?
水に強く錆びにくいステンレス。濡れている洗濯物を干すのにはぴったりの素材ですが、どうしても気になるのが重さです。濡れた衣類を干すとズンと重く、部屋を移動するのに苦労することも。ピンチには「硬くて痛い」という側面もありました。
「ながく使えるという長所は残し、課題を解決できないか?」「ランドリーブランドとして、どんな人も心地よく使えるピンチハンガーの新定番をつくりたい」そんな想いで開発がスタートしました。
ばね(spring)の耐久性に着目
壊れにくい・丈夫と聞くと、がっちりと強固なものを思い浮かべるのではないでしょうか。それに反して、本品はすっきりと華奢で、フレームはしなやかに曲がります。
ばね素材は、力が加わって曲がっても元の形に戻る性質があります。負荷がかかっても力が分散し、衝撃を吸収することで高い耐久性が実現します。
ばね性のステンレス素材をフレームに使用したことで、細くて軽いフレームでもしっかりと洗濯物を支え、洗濯物を干した状態での持ち運びも楽に行える設計になりました。
使う人と衣類を想う、
ユニークなピンチ
「硬くて痛いピンチ」が課題となれば、「やわらかくて手にやさしいピンチ」が必要です。
握力が弱かったり手が不自由な方など、どんな方でも扱いやすいピンチは、ちょっと変わったユニークな形。
これはテコの原理を応用した構造で、軽くつまむだけで大きく開くという機能が。ピンチが大きく開くと、特に厚手の洗濯物の場合は干しやすさが格段に上がります。
弱い力でしっかり挟む、服にも使う人にもやさしく寄り添うピンチです。
ピンチについてはこちらで詳しく解説しています。
空間にとけこむインテリア性を
機能とともに
天然木のハンドルは、温もりをプラスしインテリアとの調和も図ってくれます。(ピンチハンガー×木の組み合わせは当初、社内での反対意見が多かったのはここだけの話。)
ステンレスの持ち手ではなく天然木を採用したのは、浴室乾燥機での使用後も熱くなりにくく、すぐに洗濯物を取り込めたほうが嬉しいから。
そして、使い込むほどに経年変化を楽しめる素材であることも、ながく愛用できるピンチハンガーをつくるという点で大きなポイントでした。
毎日使うことで少しずつ深みを増していく木の表情を楽しんでほしい、干す時間に愛着を感じてほしい。そんな想いも込めました。
また本体は、部屋に置いたままでも空間に違和感なくとけこむように艶を抑えたマット加工を施しました。やわらかく光を反射する金属の表情は良い意味で存在感が無く、インテリアの中でそっと暮らしに寄り添う佇まいです。
一つひとつ心を込めた
日本のものづくり
実はピンチハンガーを使って洗濯物を干すのは日本独自の文化。海外では、外に洗濯物を干すことが禁止されていたり、ピンチハンガーではなくロープにかけて洗濯物を干したりと、慣習や道具が異なるのです。
そんな背景もあり、日本ならではの洗濯道具を日本国内の工場で一つひとつ丁寧につくりました。フレームを1本ずつ曲げ、ピンチをつくり取り付ける。職人さんが手作業で心を込めてつくっています。
「干すやさしさ」をかたちに
スプリングピンチハンガー 24Pは、FREDDY LECKが思う「干すやさしさ」をかたちにしたピンチハンガーの新定番です。
ランドリーブランドとして洗濯の基本の道具ととことん向き合ってできた製品が、皆様の毎日にそっと寄り添うことができたら。そう願っています。